トヨタ自動車を代表する高級車『クラウン』が12月末、フルモデルチェンジを受ける。
新型も現行型と同じく、フォーマルな「ロイヤル」シリーズと、スピーティな「アスリート」シリーズの2シリーズ構成。新型のデザインのハイライトは、フロントマスクにあるといっていいだろう。
フロントグリルは、歴代クラウン随一と思わせるほど、大型デザインになるもよう。強い押し出し感を表現するための手法だ。ロイヤルのフロントグリルは、バンパー内のアンダーグリルと一体化されると見られ、個性的な表情を作り出す。
クラウンとは「王冠」を意味するが、新型のフロントグリル自体が、王冠をイメージした形状。王冠のエンブレムも大型化され、まさに「ザ・クラウン」といった貫禄を表現する。
新型のボディサイズは、全長4895×全幅1800×全高1460mm。現行型との大きな違いは、全長がおよそ25mm伸びている点だろう。これは主に、フロントオーバーハングの延長による部分が大きい。
フォーマルな落ち着き感を基本とするのが、ロイヤルの伝統。しかし、新型ではフォーマルさに加え、大胆な力強さを併せ持つのが特徴となる。