三菱益子社長「タイの次はインドネシア、フィリピンで」

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三菱自動車2013年3月期第2四半期決算会見
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  • 三菱・ミラージュ(参考画像)

三菱自動車の益子修社長は10月30日の第2四半期決算会見で、アセアンの重要性を説き、「全体として年度計画のかなりの部分を支えており、重要度は増している」と述べた。

なかでもタイが柱となっていて、同国で生産している『ミラージュ』の販売が絶好調の状態が続いている。そのため、来年度に『ミラージュ』の生産能力を年間15万台から20万台へ引き上げ、同時にタイでの生産規模を44万台から50万台にする計画だ。

ただ、それ以降については、昨年の洪水で苦労したこともあり、生産能力の増強は考えていないという。その代わりに「インドネシア、フィリピンに成長の糧をつくりあげていきたい」と益子社長は述べ、両国に力を入れていく考えを示した。

また、インド、ブラジルについても、「もう少し自分たちが経営に参画する形にして、台数を増やし、利益貢献するようにしていく」方針だ。先進国で苦戦が続く三菱自動車は、アセアンと新興国で存在感のある自動車メーカーを目指そうとしている。

《山田清志》

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