【新聞ウォッチ】米有力情報誌の信頼度調査、トヨタがベスト3独占

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年10月31日付

●日銀11兆円追加緩和、2ヵ月連続、無制限の融資制度、デフレ脱却政府と共同文書(読売・1面)

●スズキインド子会社「暴動」響き減益7~9月決算(読売・10面)

●車の信頼度調査、トヨタ上位独占、米消費者団体専門誌(朝日・9面)

●海外生産、国内超す、三菱自動車、61%に(毎日・8面)

●高速老朽化で検討会、東・中・西日本、年内にも発足(産経・10面)

●トヨタ世界販売首位を維持、1~9月、GM抑え740万台(産経・11面)

●ハリケーン経済に逆風、損失200億ドルの恐れ、原発3基停止(日経・7面)

●英の生産車種削減、ホンダ、欧州黒字化へ効率向上、「フィット」は輸入、2車種に(日経・11面)

●富士重、最高益に、今期74%増、北米販売が好調(日経・11面)

●日経フォーラム世界経営者会議,カルロス・ゴーン氏、情熱と共感変革の原動力(日経・13面)

●三菱自、36%増益に、4~9月経常、東南アジアの販売好調(日経・15面)

米国の消費者に強い影響力を持つ情報専門誌の「コンシューマー・リポート」が公表した自動車ブランド別の信頼度年次ランキングによると、日本車が1位から7位までを総ナメ。このうち、トヨタ自動車がベスト3を独占したという。

きょうの朝日などが報じているが、1位はトヨタの米国の若者向けブランド「サイオン」、2位が大衆車の「トヨタ」、3位が高級車の「レクサス」と上位はいずれもトヨタのブランド。「大規模なリコールによるイメージダウンから完全に回復しつつある」(朝日)」としている。

ベスト3を独占したトヨタ以外にも、4位が「マツダ」、5位が富士重工の「スバル」、6位が「ホンダ」、7位がホンダの高級ブランド「アキュラ」と、日本車が続いた。8位にはドイツの「アウディ」、9位が日産自動車の高級ブランド「インフィニティ」、10位が韓国の「起亜」だったという。

きょうの産経によると、トヨタ自動車の1~9月のグループ世界販売(ダイハツ工業と日野自動車を含む)が米ゼネラル・モーターズ(GM)の台数を上回り、首位を維持する見通しと報じている。

トヨタの社長に就任早々、リコール問題で苦しんだ豊田章男社長にとっては、「台数で首位」よりも、「信頼度でベスト3独占」の記事のほうが、どんなに嬉しい“朗報”なのかが目に浮かぶ。

《福田俊之》

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