10月27日より営業運転に就いた東武鉄道634型「スカイツリートレイン」。26日の試乗会(浅草~東武日光)で公開されたこの展望車両の外観や客室について、30枚の写真で紹介する。
4人がけボックスシートを持つ6050系車両がベースの634型。1980年代にこのベース車両を製造した、旧・東急車輛製造(現・総合車両製作所)が今回の改造も担当した。6050系と同じく2両編成を基本とし、浅草方が運転台つき動力車、北千住方が同付随車となる。
客室は、東京スカイツリーや日光・鬼怒川などの車窓が楽しめるよう、屋根から回りこむ天窓のような展望窓、前面展望スペースが設けられた。
浅草方動力車(2・4号車)には、窓側に向く2人掛けペアスイートと1人掛けのシングルの座席が、北千住方付随車(1・3号車)にはシングルと2人掛けツインの座席が配置されている。
床下から聞こえてくるモータ音などに聞き入りたい人は浅草方2・4号車、静かな車内を好む人は1・3号車という選択肢もあるだろう。
また、映像モニターやカラオケ、サービスカウンター、前面展望スペース、サロン、荷物置場、車いす対応トイレ、洗面台など、一般的な6050系にはない客室設備も備わっている。
この新登場の634型、12月1日以降の土休日は浅草~太田・大宮・鬼怒川温泉間の臨時特急列車として活躍する予定。