ヤマハ発動機は、船外機用操船制御システムをスウェーデンの船舶用エンジンメーカー、ボルボ・ペンタ社と共同開発。「ヘルム・マスター」の名称で、2013年第1四半期より米国および欧州の提携ボートビルダー向けに販売を開始する。
ヘルム・マスターはヤマハ発動機製大型4ストローク船外機(225〜350馬力)を2基、または3基搭載する中・大型ボートを対象とした操船制御システム。ステアリングやシフト操作、スロットル開度など船外機のコントロールをすべて電子的に制御する。
通常のステアリングとリモコンボックスでの操船に加え、低速時にはジョイスティック1本で360度の移動・回転が可能となり、離岸・着岸時や狭水路、マリーナ内など特に狭いスペースでの操船を容易にする。