GMの高級車ブランド、キャデラックは10月16日、新型2ドアクーペの『ELR』の量産を、2013年後半から開始すると発表した。キャデラックは2009年1月、デトロイトモーターショー09にコンセプトカーの『コンバージ』を出品。シボレーブランドのPHV、『ボルト』と同じプラグインハイブリッドシステムを積むラグジュアリーな2ドアクーペの提案だった。その市販バージョンが、ELR。2012年4月の北京モーターショー12(オートチャイナ12)では、このELRの中国市場投入も宣言されている。今回のキャデラックの発表によると、ELRの生産は米国ミシガン州デトロイトのハムトラミック工場で行う。GMはELRの生産開始の準備として、同工場に3500万ドル(約27億円)を追加投資。2009年末以来の同工場への累計投資額は、5億6100万ドル(約440億円)に達する。なおこのELR、プラグインハイブリッドシステムを採用。その詳細は現時点では公表されていないが、モーター走行を基本に、発電専用の4気筒ガソリンエンジンを搭載。二次電池はリチウムイオンバッテリーになるという。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…