BMWグループのMINIは10月12日、WRC(世界ラリー選手権)へのワークス体制での参戦を、2012年シーズンをもって終了すると発表した。
MINIは、『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』)をベースに開発したMINI『ジョンクーパーワークスWRC』で、2011年シーズンからWRCに参戦。2012年1月のモンテカルロラリーでは、ダニ・ソルド選手が2位に入る好成績を残している。
わずか2シーズンで、WRCから撤退するMINI。その理由について、「商業的に非常に困難な環境にある。熟慮した上での決断」と説明している。
ワークス体制でのWRC活動を終了するMINIだが、今後もプライベーターへの車両供給は、要望があれば続けていく方針。MINIブランドを統括するカイ・セグラー副社長は、「プロドライブ、WRCチーム、MINIポルトガルのこれまでの功績に感謝したい」とコメントしている。