【VW up! 発表】国産車に真っ向勝負挑む

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フォルクスワーゲングループの世界戦略車、『up!』が日本でも発表になった。

「VWグループは、2018年までに世界で1000万台以上を販売するという大きな目標を立てており、これから最も成長すると予想されているのが、実は『ポロ』やup!が属するスモールカーセグメントです」と語るのは、フォルクスワーゲングループジャパン代表取締役社長の庄司茂氏。日本市場においても、「近年ダウンサイジング化が進行し、軽自動車のシェアが30%を大きく超え、小型車もハイブリッド車を中心に販売が好調です。その結果、スモールカーセグメントは日本でも最大の市場に成長しています」と分析し、「我々はup!をこの国産競合車がひしめき合うスモールカーマーケットに投入し、真っ向勝負を挑むことになります」とする。

庄司氏は、「これまで輸入車は敷居が高いと感じていた方も多いでしょう。しかし、up!を見れば、スタイリングに興味を覚え、VWのショールームに初めて足を運んでもらえるのではないでしょうか。そんな未知なるユーザーの反応が、大変楽しみであり、ビジネス的にも大きな可能性を秘めています。欧州以外でのup!の販売は日本が初ですので、ドイツ本社の経営陣もとても注目しています」

そのup!については、「クルマに機能性やエコだけでなく自分のライフスタイルの表現や、運転の楽しさを求める層にちょうどいいプロダクトとして、また、安心で頼れる相棒としてとてもアピールするのではないでしょうか。これまでのスモールカーの価値観を大きく変えてくれる、そんな期待に応えられる良いクルマに仕上がっています」と話す。「“へ~、VWにもこんなクルマがあるんだ”と注目してもらえればシメタモノ」と庄司氏は笑う。

そして、「間近で見て触れればその質感の良さはすぐにわかるし、試乗すれば想像以上に運転が楽しくて、燃費もハイブリッド並に良いことに驚くはずです。感性の鋭い若い男女から、働き盛りのDINKS、子育てを終えてダウンサイジングしたいシニアまで、up!は全ての人の気持ちをアップ!させるそんなクルマです。この新しいVWを1日も早く日本のユーザーに届けたい。私はいまそんな気持ちでいっぱいです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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