拉致事件に関与した疑いの車両、逃走中に11台へ体当たり

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7日午後6時40分ごろ、愛知県豊橋市内の国道23号で、拉致事件に関与したとみられるクルマが追跡していたパトカーなど、車両11台のクルマに衝突や接触を繰り返す事件が起きた。外国人の男女4人がクルマを放置して逃走したが、警察は後に2人を逮捕している。

愛知県警・豊橋署によると、同日の夕方に外国人とみられる女性から「友人の女性がクルマに乗った男に連れ去られた」という内容の通報が寄せられた。同署が周辺捜索を行っていたところ、豊橋市梅藪町付近の国道23号で特徴がよく似たクルマを発見。接近しようとしたところ、パトカーを含む11台のクルマに次々と接触や衝突を繰り返した。

被害を受けた11台のクルマを運転していた人や同乗者にケガは無かったが、クルマに乗っていた外国人の男女4人は車両を放置して逃走。さらに周辺を捜索したところ、事故から約3時間後に現場近くの倉庫へ潜伏していたアルゼンチン国籍を自称する20歳の男と、ペルー国籍を自称する18歳の少女を発見。建造物侵入の現行犯で逮捕した。別の男女2人の姿は無く、警察は逮捕した2人とは別れて逃げたものとみている。

警察では逮捕した2人を厳しく追及。事故当時の運転者特定を急ぐとともに、先に通報があった拉致事件との関係を調べる方針だ。

《石田真一》

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