三菱重工など、中国の製鉄会社から高炉ガス焚きGTCC発電設備を受注

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高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備
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  • コンバインドサイクル発電プラントのしくみ

三菱重工業は8月16日、中国の中鋼設備有限公司と共同で、同国の包頭鋼鉄(集団)有限責任公司から高炉ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備2系列を受注したと発表した。

GTCCは、製鉄所内の高炉およびコークス炉から発生するガスを有効利用して工場内の電力の一部を賄うもので、同社は世界トップシェア。運転開始は2014年8月と9月の計画で、取扱商社は三菱商事。

今回のプロジェクトは、内モンゴル自治区包頭市に位置する包頭鋼鉄製鉄所の拡張に伴い実施するもので、新たに導入するGTCC発電設備は30万kWクラス(15万kWクラス×2系列)。

同社はこのうち、1系列を構成する主要機器であるM701S(DA)形ガスタービン、蒸気タービン、ガスコンプレッサーなどのほか、両系列の制御機器、補機などを製作・供給する。もう1系列を構成する主要機器は、同社の技術供与先である重電機器メーカー、東方タービンから中鋼設備が調達するが、その主要部品は同社が供給する。発電機は三菱電機が担当する。

《纐纈敏也@DAYS》

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