三菱自動車は24日、電気自動車を活用して非常用電源を確保するシステム『MiEVパワーサプライ』を同社本社ビルに設置したと発表。独立した電源を確保して、大規模な停電が発生した場合でも本社の中核機能を維持。初動対策を行うことが可能としている。
同システムは、電気自動車『i-MiEV』、『ミニキャブ MiEV』と電源供給装置『MiEVパワーボックス』を応用したもので、同社によると、駆動用バッテリー16.0kWh仕様車を4台接続した場合で、およそ初動3日間の電源供給を想定している。
システムの詳細は、本社ビル1階から5階の会議室および8階の災害対策本部まで専用の配線を設置。1階には、i-MiEVまたはミニキャブMiEVとMiEVパワーボックスの組み合わせを最大で4セット接続可能とし、対策本部・会議室の照明器具や情報通信機器へ電力を供給する。