7月19日、自動車のナンバープレートで横長のデザイン案を検討していた、国土交通省のナンバープレートのあり方に関する懇談会が最終報告案を提出した。最終報告案では、抵抗感を感じる国民が少なくないとし、今回は見送るべきと判断された。
今年3月にまとめた中間報告では、自動車のナンバープレートを海外のように横長のデザインとする案を示してパブリックコメントを実施したところ、ナンバーの形状に関する意見が418件寄せられ、このうち賛成が189件、反対が208件と反対が上回った。
このため最終報告案では、「現時点では形状を見直すだけの正当性やメリットを十分には説明できていない」と指摘し、中長期的な検討事項として引き続き検討していくこととされた。
ナンバーを横長にすることについては、自動車ユーザーから「スタイリッシュだ」と賛成意見もあったが、車両の設計変更や駐車場のナンバー読み取りシステムの改修が必要になるなど慎重な意見も少なくなかった。