日本自動車工業会の豊田章男会長は7月19日の定例記者会見で、クルマやバイクのファン層を拡大するためのイベントとして、今年10月に東京の臨海副都心地域で「お台場学園祭2012」を開催すると発表した。
10月6日から14日まで、お台場の各所でさまざまな催しを開く。自工会の会員メーカー、事務局などで実行委員会を設置し、臨海副都心まちづくり協議会とともに準備を進める。自工会は、東京都にも後援を依頼している。
このイベントは、豊田会長が5月に就任した際、会員各社のトップとの話し合いのなかから構想が生まれた。豊田会長は「昨年の東京モーターショーでは、来場された皆さんの輝く目が印象的で、決してクルマへの興味は失われていないと心強く思った」とし、今回のイベントでも「クルマの魅力や楽しさを感じていただけるようにしたい」と語った。
イベントの具体的な内容は、9月末に実行委員会から発表される予定だが、豊田会長は「ペットやキャンプなど、クルマ以外の切り口からも入っていきたい」と話した。また、来年以降の開催については「今年やってみたうえで定例化を判断したい」(自工会事務局)方針。