国土交通省関東運輸局は7月18日、2012年4月の関越道高速ツアーバス事故で7人が死亡、38人に重軽傷を負わせた運転手・河野化山被告に対し、バス4台の60日間使用禁止処分を行った。
同局は事故を起こした貸切バス事業者陸援隊に特別監査を実施し、同社を6月22日付で許可取消処分にしたが、特別監査で河野被告が陸援隊の名義を借りて許可を受けずに旅客運送事業を経営していた事実が確認されたため、同被告に対して行政処分を行ったもの。
同局によると、河野被告は、2011年8月頃から陸援隊の名義を借り、主に中国からの旅行客を東京から大阪方面までバスで輸送していたという。バス4台の使用禁止期間は7月20日から9月17日まで。