大阪府は、府内企業の新エネルギー関連産業への参入や集積を図るため「大阪EVアクションプログラム」で支援しているTGMYが、超小型EV用プラットフォームを開発したと発表した。
超小型EV用プラットフォームは、6月に国が定義した「自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人から2人乗り程度の車両」に沿うように開発した。
今回開発したプラットフォームは、汎用性の高いプラットフォームもので、用途や目的に合わせた車体形状のEV製作が容易になる。このため、中小企業がEV事業に参入する場合、開発負担を抑制して参入できる。大阪府は、ご当地EVメーカーの参入を促進する。
大阪府では、7月23日にマイドームおおさか1階(大阪市中央区本町橋)で開催される「EV特別セミナー~超小型EVが切り開く新ビジネス~」の会場に、超小型EV用プラットフォームと性能確認用にナンバー取得した試験車両の2台を展示する。当日は車両説明とデモ走行も行う。
今後、プラットフォーム基本性能の確認や量産化に向けた検討を実施、大阪のものづくり企業の「技」の象徴として、内外にアピールしていく方針だ。