GfKライフスタイルトラッキング・ジャパンは7月13日、全国の総合スーパー、ホームセンターおよび家電量販店における電動アシスト自転車の販売動向を発表した。
2012年上半期(1-6月)における電動アシスト自転車の販売台数は、前年同期比17%増となった。前年の3〜4月は、東日本大震災後、通勤・通学の手段として一気に需要が高まり、大幅な販売伸長を記録。この高い前年実績に対し、2012年上半期は各月ともに前年の販売台数を上回った。季節柄から販売が滞る1月も旧モデルの販売が堅調に推移し、前年同月比54%増と高い販売水準に至った。
また、2012年上半期の特徴として、平均価格の上昇が挙げられる。これにより販売金額は前年同期比20%増となり、販売台数の伸びを凌ぐ結果となった。
金額ベースの伸長の背景には、バッテリーの大容量化に加え、規模は限定的であるが、高単価な幼児同乗可能モデルの販売増がある。2012年上半期における幼児同乗可能モデルの数量構成比は前年同期から8ポイント増の18%へ拡大した。
商品数が増え、フレームカラーなど選択の幅が広がったこと、また、品質向上に加え、価格的にも購入し易い商品が増えてきたことも、この成長に弾みをつけている。