先月22日をもって生産が終了したマツダのロータリーエンジン搭載車『RX-8』。ファイナルモデルとして1000台限定で販売された特別仕様車「SPIRIT R」は、好調な受注によりさらに1000台が増産されたが、一部の店舗では7月中にも完売する可能性が高いことが明らかになった。
これは都内ディーラー関係者が明らかにしたもの。6日の時点で、AT仕様車とメーカーオプションの18インチアルミホイール装着車については、すでにほとんど在庫がないという。
また、MT仕様19インチアルミホイール装着車のメーカー在庫についても、各色30台から50台程度であり、あるディーラー関係者は「ほとんどの在庫が枯渇する可能性が高い」と語った。
またマツダの広報部によれば、「在庫状況は全国各地のディーラーによってまちまちで、現状では今夏ぐらいまでは何とか対応できそうな状況」とのことだが、「機種によっては台数の少ないこともある」そうだ。カラーやミッションなど好みの仕様で「最後のRX-8」を仕立てたいと検討している人は早めに行動した方が良いだろう。
なお、ベースグレードの「G」については、すでに完売となっている。「SPIRIT R」の価格は325万円(MT仕様車)。