eTrexはGARMINのハンディGPSの中核をなすモデルで、今回の4年ぶりとなるモデルチェンジで一気に存在感を取り戻した。
新しいeTrexは10J、20J、30Jの3モデル。従来の「ビスタ」「レジェンド」などといった名称から整理された。最も低価格なeTrex10Jはディスプレイがモノクロ、eTrex20Jはカラーディスプレイ、eTrex30Jはカラーディスプレイに加えて3軸コンパスや気圧高度計を装備するといった違いがある。ただし、GPSの測位精度やロギングできる時間など、ハンディGPSの基本性能といえる部分は3モデルとも全く同一だ。
本体サイズは高さ103mm・幅54mm・厚み33mmで、重さは電池込みで148g。大きさのイメージとしては、折りたたみタイプの携帯電話と同程度。
ディスプレイは176×220ピクセル。画面サイズは35mm×44mmで、一般的なインチ表記に換算すると2.3インチほど。もちろん、IPX7相当の日常生活防水となっている。
バッテリーは単三電池を2本使用し、25時間の連続使用が可能。設定の変更によって、エネループのような充電池やロングライフな単三形リチウム電池にも対応する。
さて、新しいeTrexシリーズの最大の特徴が測位システム。GPSに加えて日本が独自に運用する準天頂衛星「みちびき」、ロシアの衛星測位システム「GLONASS」に対応する。