マツダは、21年ぶりにルマン24時間レースに復帰すると発表した。
ルマンに参加するチームに向けて2013年からマツダの先進環境技術「SKYACTIV」を採用した2.2リッターディーゼルエンジンを供給する。
マツダは1991年にロータリーエンジン搭載モデル「787B」で参戦したルマン24時間レースで、アジアの自動車メーカーで初めて総合優勝した。しかし、業績の低迷から優勝翌年の1992年に撤退した。
21年ぶりの参戦では、ワークスではなく下部クラス「LMP2」に参戦する米国「デンプシーレーシング」に対し、CX-5に搭載するディーゼルエンジンベースのパワートレーンを供給する。
同社は4期連続で赤字となるなど、苦しい経営状態。ルマンに市販車ベースのエンジン供給で復帰することでコストを抑えながら欧州でのブランドイメージの向上を図る。