9月29日から10月14日の期間に開催されるパリ国際モータショー(パリモーターショー12)。主催者であるティエリー・エス専務理事が来日し、7日に会見を行った。
エス氏は会見で「パリモーターショー12で一番の目玉となるのは、100台前後になると思われるワールドプレミアの車たちだ」と語った。エス氏は「もちろんその詳細についてここで申し上げることはできないが」と前置きしながらも、「フランスの3大自動車メーカー、すなわち、ルノー、シトロエン、プジョーから、コンセプトモデルではない完成車ベースの新型車がワールドプレミアされる」と明かした。
この「完成車ベースの新型車」と言うと、プジョーについては新興国向けセダン『301』の発表を公式にアナウンス済みだ。またシトロエンはジュネーブモーターショー12で公開された『DS4レーシング・コンセプト』の市販車モデル、ルノーはEVベースのスポーツカーという予測もなされている。エス氏のこの発言により、これらの新型車の発表がますます現実味を帯びることとなった。
欧州の経済危機は世界経済に影をおとしているが、その不安を払拭しようと、パリのモーターショーを積極的にアピールしていた。