旅行口コミサイトのトリップアドバイザーは5月30日、サイト利用者の口コミ評価をもとにした「行ってよかった日本の展望スポットランキング」のトップ20を発表した。
ランキングは、2010年5月から2012年4月の2年間に国内の展望施設に対して投稿された日本語の口コミをもとに集計したもの。対象は「地上より高い建物に設置された展望を楽しめる施設」に限定し、山頂や岬の先端といった展望ポイントは除外している。
ランキングの1位には、京都の名刹「清水寺」が選ばれた。修学旅行の定番でもある同スポットには、「舞台に上がると、人が多く訪れるのも納得の景色が広がっています」「この舞台が釘を使わずに組まれているのにはおどろきです」など、眺望の良さだけでなく、構造の素晴らしさを賞賛するコメントも多数寄せられたという。
2位には、長らく東京のシンボルとして君臨してきた「東京タワー」がランクイン。東京スカイツリーの開業で高さ日本一の座は奪われたものの、「美しいシルエットが最高」「都心にそびえる東京タワーは東京の象徴」など、東京タワーを応援するコメントも多く寄せられている。
3位には、札幌の観光名所「大倉山展望台」がランクイン。1972年の冬季オリンピック札幌大会のジャンプ競技の舞台となったところで、標高307メートルのジャンプ台までリフトで上がることもできるという。「ジャンプ台から見る景色は絶景」だが「ここから飛ぶんだと思うと、ぞーっした」という感想も寄せられている。
ちなみに、清水寺は高さ13メートル、東京タワーの特別展望台は250メートル、大倉山展望台は標高差が134メートル。そのほかトップ20には、273メートルの「横浜ランドマークタワー」から、沖縄県・竹富の「なごみの塔」の4.5メートルまで、さまざまな規模の「高いところ」がランクインしてるという。なお、今回のランキングには、東京スカイツリーについては開業前だったため対象外となっている。