米ハーレーダビッドソン社は、東日本大震災による津波で、2012年4月にカナダ沿岸に漂着したハーレーダビッドソンを、震災の追悼品として、ミルウォーキーにあるハーレーダビッドソンミュージアムに保存することを決定した。
ハーレーダビッドソン社は、所有者である宮城県在住の横山育生氏と直接コンタクトを取り、車両を本人の元に戻すことができないかなど、協議を重ねたが、大震災から復興に向け苦闘している被災地の現状や横山氏の意思を尊重。大災害で亡くなった人々への追悼を込めて、当該車両をハーレーダビッドソンミュージアムへ寄贈してもらい、保存することとなった。
同ミュージアム担当副社長のビル・ダビッドソンは「ハーレーダビッドソンミュージアムは、この日本で起きた大震災の追悼品として漂着した状態のまま車両を保存できることを誇りに思う」とコメントした。