国土交通省自動車局は、50年にわたって続いている自動車関係功労者表彰について、今年度、初めて二輪車事業者団体から推薦を求めることを決めた。
推薦団体の候補に挙がっているのは、「NMCA日本二輪車協会」と「全国オートバイ協同組合連合会」の2団体。
文京区大塚に本部を置くNMCAは、国内4メーカーとディストリビューター(卸販売業者)が中心となり、販売店を組織する任意団体。国内4メーカー、ディストリビューター19社のほか、販売店1万1904件が普通会員となっている。事務総長は川口昌彦氏。
また、港区赤坂に事務局を置く全国オートバイ協同組合連合会は、販売店が中心となる協同組合の連合体。28都道府県、約1400社の販売店で組織されている。会長は吉田純一氏。
現在、2団体は申請を終え、団体の的確性が審査されている状態だ。
自動車関係功労者表彰は、国交省の運輸支局長、運輸局長、大臣がそれぞれ行っている。自動車関係の販売、整備、運送、旅客の個人、団体が幅広く対象になっているが、二輪車関係の表彰者は、推薦団体が決められていなかったため、一部の支局表彰を除き、ほとんど実績がなかった。
国交省は5月中にも結果を公表する予定だ。