【人とクルマのテクノロジー12】スマートフォンでトラックの位置情報を把握

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『クオン』や『コンドル」に標準装備されている多目的ディスプレイが常に車両の状態を管理。位置情報などの発信も行う。
  • 『クオン』や『コンドル」に標準装備されている多目的ディスプレイが常に車両の状態を管理。位置情報などの発信も行う。
  • トラックの現在情報はパソコンからチェックできる。
  • 現状では参考出品だが、スマートフォン(Android)から情報のチェックを行うこともできる。
  • 情報はリアルタイムで確認可能。衝突軽減ブレーキが作動した際、運行管理者にメール発信する機能もある。
  • 地図と連携しているため、場所の把握もしやすい。外出先からでも使うことができる。
  • 運行管理者向けに提供している管理画面。CANから取得したデータをもとに運転診断をおこなう。これらの診断アルゴリズムは自社で構築したという
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UDトラックスは、大型トラック『クオン』や中型トラック『コンドル』に標準装備されている多目的ディスプレイを利用した運行管理システム「UDインフォメーションサービス」を「人とクルマのテクノロジー展」に参考出品している。パソコンやスマートフォンでトラックの位置情報などをチェックすることができる。

クオンやコンドルに標準装備されている3Gテレマティクスモジュール内蔵の多目的ディスプレイは、CANとつながっており車両コンディションなどの情報を収集するもので、本来はメンテナンス時期や部品の交換時期をユーザーへ知らせるためのアイテムとして使われている。参考出品されている運行管理システムはこれを利用したものだ。安全運転や燃費に良い運転をしているかどうかなどもかなり詳細なレポートを提供する。

多目的ディスプレイからは車両位置や速度などの情報がサーバーへ自動的にアップされており、展示ではこれをパソコンだけでなく、スマートフォンからも確認できるデモも実施。携帯電話が使える場所であればどこでも使えるため、事故や渋滞による遅配が発生しそうな場合、これまでよりも迅速に対処することが可能となる。

車両のメンテナンスに必要な情報の収集がメインであり、位置情報などはオプションサービスとして提供される。車両側に必要なシステムが標準で装備されており、ユーザーの追加負担がほとんど必要ないのがメリットだという。

《石田真一》

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