NEXCO3社、関越自動車道の高速ツアーバス事故を踏まえた安全対策を実施

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不連続部のガードレール取換え
  • 不連続部のガードレール取換え
  • 振動で警告する安全対策

NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本は、コンクリート壁(壁高欄)とガードレールの前面が不連続な防護柵について、現行基準に適合させる等の交通安全対策を実施すると発表した。

今回の対策は、2012年4月29日に関越自動車道で発生した高速ツアーバス事故の事故の重大性を鑑み、国土交通省から安全性を向上するための工事要請を踏まえて行うもの。

これまで、防護柵の老朽化更新や改良工事等の際に、現行基準に適合させるように実施していたが、NEXCO3社で約5,100カ所の不連続箇所のうち、規制速度や大型車交通量等を勘案した優先区間を重点的に、現行基準へ適合させるガードレールの取換え工事を、順次実施する。

現在、ガードレールの前面が不連続となっている箇所は、NEXCO東日本で約2400カ所、NEXCO中日本で約1000カ所、NEXCO西日本約1700カ所となっている。

また、路側帯の白線に凸凹をつけることで、車両が車線を逸脱した場合車両に振動を与えることでドライバーに警告する交通事故未然防止対策を今までも実施してきたが、これについても、優先箇所の見直しを行う。

さらに、以前から実施している交通安全啓発活動(道路交通情報板・ハイウェイラジオ・ハイウェイテレフォン・チラシ・ポスター・ホームページ等)に加え、テーマの工夫、メニューの追加等を実施するなど、安全啓発活動を強化していくとしている。

《編集部》

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