東京都千代田区のパレスホテルが17日、約3年の改装工事を経てリニューアル・オープンした。その正面玄関の車寄せ近くに、艶消しブラックのレクサス『LFA』が駐車しており、来客などの注目を集めていた。

LFAで駆けつけたドライバーは、自工会の新会長に就任した豊田章男トヨタ自動車社長。パレスホテルでは同日、日本自動車工業会の定時総会後の正副会長会見や、懇親パーティーが開かれ、リニューアルオープンには格好のイベントとなった。

豊田新会長は会見で、円高などにより空洞化の危機に直面している日本の自動車産業を「守り抜く気概」で会長職に当たる決意を表明した。同時に「一人でも多くクルマファンを増やしたい」とも強調、LFAで乗り込んだのも「日本にはこんなクルマもあると、見ていただきたいから」と話した。

もちろん、ドライブしたのは豊田市の本社からではなく、東京都文京区の東京本社から。2年間の自工会会長としての出発の日に、”勝負クルマ”で駆けつけたところに、業界トップとしても全力投球という決意をにじませた。
《池原照雄》