ダイムラーは10日、スマートの電動スクーターコンセプト、『eスクーター』を2014年に市販すると発表した。
eスクーターは2010年9月、パリモーターショー10にコンセプトモデルとして出品。後輪に内蔵されるホイールハブモーターは、最大出力5psを発生。二次電池はリチウムイオンバッテリーで、最高速は45km/h。1回の充電で最大100kmを走行でき、充電は家庭用コンセントで約3‐5時間だ。
外観は、スマート『フォーツー』のEV、『フォーツーed』のイメージカラーであるホワイト&グリーンで塗装。フロントカウルには、ソーラーパネルが組み込まれる。安全性の高さもポイントで、エアバッグ、ABS、ブラインドスポットアシストなどが採用された。
アップル社の『iPhone』など、スマートフォンとの連携も図られており、ハンドルバー中央にスマートフォンをセットすることで、個人の認証を行い、走行が可能に。また、このスマートフォンが、速度やナビゲーション、バッテリー残情報などを表示するほか、駐車場所を忘れた際は、スマートフォンがeスクーターの現在位置を教えてくれる。
2014年に投入される市販版の詳細は、現時点では未公表。ダイムラーのスマート部門を統括するアネット・ウィンケラー氏は、「我々はニーズに応える完璧なゼロエミッション車を提供していく」と述べている。