【新聞ウォッチ】再び「超・超円高」に加速の恐れ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年5月2日付

●バス運転手を逮捕、関越7人死亡、「疲れて居眠り」(読売・1面)

●NY株4年ぶり高値(読売・2面)

●円高加速の恐れ、米雇用統計、仏大統領選で(読売・7面)

●長距離バス運行基準強化、国交省、貸し切り200社監査へ(朝日・1面)

●米のTPP要求業界困惑,車すでに関税ゼロ(朝日・3面)

●先月新車販売93%増、伸び率最高補助金効果追い風(毎日・8面)

●シニア消費に新潮流「リタイア後はスポーツカー」(産経・9面)

●EVの挑戦、「ガソリン並み証明」先入観打破に意欲(東京・7面)

●車技術日英の橋渡し、日産工場日本式で熟練工再生、サンダーランド(東京・8面)

●トルコ産業相に聞く「車生産、2023年に400万台」企業の誘致促進、トヨタなどに増産期待(日経・7面)

●丸紅、中国で自動車リース 高級車需要を開拓(日経・11面)

ひとくちコメント

再び円相場がじりじりと上昇を続けている。大型連休前半明け1日の東京外国為替市場で、円は一時、1ドル=79円台後半まで上昇。東京市場で80円台を突破し70円台まで割り込んだのは2月24日以来、約2か月ぶりという。

きょうの読売は「円高、加速の恐れ」というタイトルで経済面のトップ記事で報じているほか、朝日も経済面で「不安再燃、円買い」としながら、「今週末には、米国の重要な景気指標の発表や、欧州危機の行方を左右する選挙が控えている。結果次第ではさらなる円高・株安に振れかねない」と、市場では警戒感が高まっていることを伝えている。

さらに、朝日は「円高の再来は、日本の輸出産業にも大きな重しとなりそうだ」と、毎度おなじみの決まり文句をならべて「1日の東京株式市場では自動車など輸送用機器は3%近く、電機も2%以上値下がりした」と取り上げている。

先般、5月17日から日本自動車工業会の新会長に就任するトヨタ自動車の豊田章男社長と対談したところ、業界が抱える課題について「(“6重苦”の中で)まず、最優先すべきは円高対策」と言い切った。詳細は発売中の「プレジデント」誌に掲載しているが、大型連休後半も為替の乱高下に目が離せない。

《福田俊之》

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