ホンダは、原付二種スクーター『PCX』をベースに、新開発の水冷4ストローク単気筒150ccエンジンを搭載した軽二輪の新型スクーター『PCX150』を6月7日に発売する。
新型スクーターは、PCXのコンパクトなサイズと低価格はそのままに、「ゆとりある動力性能と環境性能の両立」をキーワードに開発。
エンジンは耐久性と静粛性、燃費性能を高めた新開発のスクーター用グローバルエンジン「eSP」シリーズの150ccエンジンを搭載。新エンジンは、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)を採用し、エンジン各部の低フリクション化の実施、49.0km/リットル(60km/h定地走行テスト値)の高い燃費性能を実現する。
また、停車時に自動的にエンジンが停止するアイドリングストップ・システムを搭載。車体は、前後輪に14インチの大径ホイールを採用したことで、優れた走行安定性と快適な乗り心地を実現。さらに、ホンダ独自のコンビブレーキ(前後輪連動ブレーキ)を標準装備することで、安定した制動力を確保している。
デザインは、流麗なフォルムや特徴的なウインカー一体型のデュアルハロゲンヘッドライトなどで、上質な存在感を演出。収納はシート下に容量25リットルのスペースとフロントカウルに容量1.5リットルのインナーボックスを設け、快適な使い勝手を実現している。
PCX150の生産は、タイホンダマニュファクチュアリングカンパニーが行い、調達から生産まで効率化を図ることで、高品質と低価格を実現している。
カラーはパールヒマラヤズホワイトとミレニアムレッド。価格は32万9700円。