2012年4月14日土曜日に神奈川県横浜市の臨海エリアにて、日産自動車が推進する交通安全運動「おもいやりライト」の派生イベント「よこはまシャルソン」が開催された。
交通事故の増える夕暮れどきにヘッドライトの早期点灯をうながすのが「おもいやりライト」運動であり、実施は市民会議を中心に行われてきた。そして、それらの会議で「よこはまシャルソン」の実施が話し合われ、今回の開催につながった。
今回のイベントは日中にソーシャルマラソンを行い、夕暮れのゴール後に報告会を兼ねたパーティを実施するという内容。ソーシャルマラソンは、ゴールする時間と場所が決まっているだけで、コースや距離は参加者が自由に決めてよい。競技志向のマラソンではなく、地域発見の町歩きといったものだ。
また、夕暮れどきの人とクルマ、自転車という3者の間での「見えやすさ、見られやすさ」を参加者に認識してもらおうという狙いで、参加者には視認性の高い黄色い、“おもいやりライト運動メッセンジャー「セーフT」シャツ”が配られた。
また、スマートフォンを持つ人には、本部会場に設置されたネット配信スタジオと連携できるアプリの使い方が説明された。
イベント当日は、朝からあいにくの雨と強風。それでも参加者は、街中に約10か所に設定されたカフェやレストランなどの給水ポイントを巡りながら、スマートフォンで本部会場に動画や音声を送ってくる。本部からもスカイプを使って、参加者に連絡も取られ、その様子はネット配信された。
また、少数ではあったが、雨の中を本格的に走る参加者の姿も見受けられた。
そして17時30分のゴールの後に、約100名の参加者による報告会を兼ねたパーティが開催され、参加者の体験談などが報告された。