Coppa di Koumi 2012…雪にも負けず、クラシックカーが走る

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Coppa di Koumi 2012開催
  • Coppa di Koumi 2012開催
  • 先導車はフェラーリカリフォルニアが務めた。ドライバーは元ラリードライバーの篠塚建次郎
  • ポルシェ911Sも雨の中をスタート
  • 雪の中、ゴールを目指すフレイザーナッシュBMW328
  • アバルトOT1300も雪の中を走る
  • 快晴の日曜日、まずはヒルクライムから。シアタアミカがトライ中
  • ブガッティT57もヒルクライムに挑む
  • アルファロメオジュリアSSもヒルクライム中

「Coppa di koumi 2012」が14~15日に、長野県南佐久郡小海町を中心に開催された。主催はコッパディ小海実行委員会。クラシックカーのロードイベントでは、老舗中の老舗といえるCoppa di Koumiも22年目を迎えた。

昨2011年は震災の影響で、春から秋に開催時期を変更し、その後半年ほどで今回の開催となったことと、また、同日に複数のクラシックカーイベントが重なってしまったことが要因で、55台のエントリー数と少し寂しい開催であった。

しかし、内容は非常に濃く、戦前のブガッティ『T57』やフレイザーナッシュBMW『328』から、Coppa di Koumiではおなじみのイタリアの虫たちまで、素晴らしいクラシックカーが集合した。

イベント初日は、残念なことに朝から雨。しかも午後からは雪に変わり、後半のコースは一部キャンセルとなってしまった。このような悪天候の中で、約200kmもの道のりを、ヒーターはおろか幌すらないクラシックカーを駆りながら、「こういう天気も時にはあるよね」と、みな凍えながらも楽しんでいたようである。

翌日の日曜日は快晴に恵まれ、参加者たちは、前日の分も取り戻そうと、屋根を開けられるものは開け、そうでないものも窓を全開にして気持ちよいワインディングロードを満喫していた。

主催者によると、来年のCoppa di Koumiは、天候の影響を少しでも減らすことを目的に、これまでの4月の第2週から、第3週の週末に移すことを検討するという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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