自工会、後席シートベルトとヘルメットの着用を呼びかけ

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日本自動車工業会は、4月6日から5月6日までの間、政府が実施する春の全国交通安全運動と連動し「自工会・2012年春季交通安全キャンペーン」を実施する。

自工会では、交通事故死者数は7年連続で減少しているものの、未だに年間5000人近くの人が亡くなっているという現状や、交通事故が国民生活の身近な問題であることを踏まえ、車両安全対策に取り組むとともに、交通安全活動の一環として春季交通安全キャンペーンを実施して交通安全を啓発する。

四輪車のテーマは「後席シートベルトの着用促進」。2008年6月から後席シートベルトの着用が義務化されたが、2011年の後席シートベルトの一般道における着用率は33.2%で、運転席の97.5%、助手席の92.7%と比べて依然として低い。また、後席のシートベルト非着用者の致死率は着用者の約3.2倍である実態から、後席でのシートベルト着用の徹底を呼びかける。

二輪車は「ヘルメットの正しい着用」をテーマにする。2011年の二輪車乗車中事故死者846人の損傷部位の46.9%は頭部に受けている。また、846人のうち96%はヘルメットを着用していたにもかかわらず、そのうちの32%が事故時にヘルメットが脱落していた。このため、顎紐緩めや不締結を防ぐため、ヘルメットの正しい着用の徹底を呼びかけていく。

《レスポンス編集部》

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