国土交通省は26日、自動車のナンバープレートのあり方に関する懇談会中間とりまとめを発表した。
中間とりまとめでは、ナンバープレートの表示項目について、(1)地域名、(2)分類番号、(3)平仮名等、(4)一連指定番号を基本としたうえで、表示方式の弾力化を検討し、表示に自由度を持たせることも検討すべきだと指摘。
ご当地ナンバーについてもその都度追加要望に対応していると社会コストが増大するため、地域名表示も抜本的に見直すことも検討すべきだと提言した。
また、自動車ユーザーから「海外のような横長にした方がスタイリッシュ」との声もあり、表示事項や情報量を増加させる場合には、ナンバーの形状変更が必要となることから、見直しを行った場合の横長ナンバーのイメージを公表し、意見募集を行っている。
横長ナンバーのイメージは、分類番号の下2桁の文字に数字とともにアルファベットも使用し、現在の運輸支局等の地名である「品川」を「TK」などとアルファベットに置き換え、漢字・平仮名による地名の範囲を拡大し、「江戸」などとする。
さらに、視認性を阻害しない範囲で、図柄の表示等を許容することも考えられるとしている。
同省では寄せられた意見を参考に検討を続け、最終とりまとめを行う予定だ。