イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリ。同社のトップが、市販車へのハイブリッド技術の導入に関して、興味深い発言を行った。
これは23日、英国の自動車メディア、『AUTOCAR』が報じたもの。同メディアの取材に応じたフェラーリのアマデオ・フェリーザCEOは、将来のフェラーリの新型車計画に言及した中で、「時期は明言できないが、全車にハイブリッド技術を導入する可能性がある」と話したという。
すでに公表されている通り、フェラーリは市販車にハイブリッド技術を搭載するべく研究開発を進行中。2010年3月のジュネーブモーターショー10では、『599』をベースに、F1の「KERS」(キネティック・エナジー・リカバリー・システム)のノウハウを応用したハイブリッド実験車、『HY-KERS』を披露している。
フェラーリの市販ハイブリッド第1号車は、V型12気筒ガソリンエンジンを積む『エンツォ』後継車が最有力。
アマデオ・フェリーザCEOは同メディアに対して、「CO2排出量を抑えつつ、現在の商品構成を維持するためには、ハイブリッドなどの環境技術導入が欠かせない」と語っている。