トヨタ豊田社長、「お互いの会社の車を運転しあった」

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BRZ・86ラインオフ式 豊田章男社長
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トヨタ自動車の豊田章男社長は16日、富士重工との共同開発車のラインオフ式に豊田章一郎名誉会長とともに出席し、「車づくりの文化が違う両社が共同開発するプロジェクトには大変な苦労があった」と述べた。

まず、「どんな車を目指すのか?」を共通認識とするために、毎週末交代でどちらかの会社に集まって、チームミーティングを実施し、「いい車」について語り合ったという。その際、群馬県と愛知県の約500kmの移動も、お互いの会社の車や参考になる車を運転したそうだ。このことが「価値観を共有する上で大変役にたった」と豊田社長は話し、こう付け加えた。

「両社が心を合わせ、これまで培ってきた開発ノウハウや、最先端の技術を惜しげもなく出し合い、融合させることで、『BRZ』と『86』は運転して楽しいFRスポーツに仕上がった。特に、富士重工業の『水平対向エンジン』とトヨタの『次世代D-4S』が融合した、新開発エンジンは高性能かつ優れた環境性能を持ち『超低重心パッケージ』も実現した、両社の『努力の結晶』である」

豊田社長は式典で横に並んだ富士重工業の吉永泰之社長に時折話しかけ、終始笑顔を絶やさなかった。

《山田清志》

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