トヨタ自動車は9日、『ヴァンガード』と『RAV4』2車種の舵取り装置に不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2007年8月28日に製作された90台。
車体にかじとり装置を固定するブラケット(金具)の溶接工程で、試作部品が正規品の中に混入した可能性があり、ハンドル操作時に溶接部が剥がれて異音が発生し、ハンドル位置が急激に下がって操作が困難になるおそれがある。
全車両、ブラケットを含む車体部品を良品に交換する。また、交換までの間、使用者に運転時の注意事項を周知する。
不具合発生件数は1件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。