昭文社は、工場見学スポットを厳選して紹介したガイド『工場見学 東北 新潟』『工場見学 北海道』を3月13日から発売する。
モノづくりの現場をつぶさに見ることができ、ほとんどの施設が無料で、実体験する楽しみや工場限定などのお土産までもらえる「工場見学」は、費用がかからず気軽に楽しめるため、大人にも人気となっている。施設側も企業広報や製品プロモーションとして、また地域貢献の面からも力を入れており、1日中楽しめるようなアミューズメント・テーマパーク化した工場見学スポットも登場している。
同社が昨年発売したガイド「工場見学」は「行ったら楽しめる」工場見学スポットを紹介した本で、予約方法から、もらえるお土産や体験できることなどの情報がひとめでわかるようにした。
「首都圏版」は1か月半で20万部を突破し、オリコン2011年本ランキング・旅行ガイド部門で第1位となった。続いて発行した「京阪神」「東海 北陸」「中国・四国」「九州」版も各地域で順調な売れ行きとなり、5タイトルの累計発行部数は60万部を超えている。
今回新たに、要望の多かった「東北 新潟」「北海道」版を発売する。各エリアならではの特色をもった、見ごたえある工場を集めたとしている。
「東北 新潟」は、食品工場や飲料工場をはじめ、「リカちゃん人形」の製作工程を国内で唯一見ることのできるリカちゃんキャッスル、柳宗理によるデザインで世界的に有名な「バタフライスツール」を製作する天童木工など、特徴的な物件を多く取り扱っている。
また、こけしやあかべこ、ねぷたなどの伝統工芸や、南部美人、宝山酒蔵をはじめとする酒蔵など、東北ならではのスポットも紹介。さらに印刷工場や、環境対策施設のほか、トヨタ自動車が愛知・九州に続く第3の国内生産拠点と位置付ける自動車工場なども紹介している。価格は840円。
「北海道」は「白い恋人」「花畑牧場」などのお菓子工場をはじめ、米やカニ、昆布などの食品工場を中心に、北海道ならではのおいしいモノづくりの現場を紹介する。また海外からの観光客にも人気のビール工場、酒蔵などのほか、エネルギー施設や環境対策施設など、話題の分野も取り上げた。価格は840円。