欧州日産は6日、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー12に、コンセプトカーの『インビテーション』を出品すると発表した。
同車は、日産の次世代欧州Bセグメント車を提案するコンセプトカー。その背の高い5ドアボディからは、次期『ノート』を示唆した1台と受け取れる。
インビテーションの大きな特徴といえるのが、デザイン。流麗なボディはクラス最高レベルのエアロダイナミクス性能を追求した結果、生まれたものだ。「スカッシュライン」と呼ばれるサイドのキャラクターラインや、ボリューム感を持たせた前後フェンダーは、力強いイメージを発散する。
パワートレインに関しては、公表されていない。欧州日産によると、クラストップ水準の環境性能をテーマに、CO2排出量100g/km以下を目標に掲げるという。このほか、日産のBセグメント車としては初の「AVM」(アドバンスドアラウンド・ビュー・モニター)など充実の安全装備、広くて開放的かつ高品質なインテリアなども、同車の特徴だ。
インビテーションの市販版は2013年、欧州市場へ投入される予定。『マイクラ』(日本名:『マーチ』)や『ジューク』とともに、日産の欧州戦略における重要車種に位置づけられる。