フォルクスワーゲンは23日、新世代コンパクトカー、『up!』の5ドアバージョンの概要を明らかにした。
up!は2011年9月、フランクフルトモーターショー11でワールドプレミア。この時点では、ボディタイプは3ドアハッチバックのみだった。今回登場した5ドアハッチバックは、実用性の高さがアピールポイントになる。
ボディサイズは、3ドアと5ドアで違いはない。全長3540×全幅1640×全高は1480mm、ホイールベースは2420mm。同社の『ポロ』(全長3995×全幅1685×全高1475mm、ホイールベース2470mm)と比較すると、up!は455mmもコンパクトだ。
5ドア版は、リアにもドアが加わったことで、後席への乗降性が大きく向上。後席のヘッドルームは947mm、レッグルームは790mmを確保した。トランク容量は251リットル(VDA計測法)と、3ドアと同容量。後席を倒せば、最大951リットルへ拡大する。
up!の5ドアバージョンは、ドイツでは3月に受注がスタート。欧州では今夏、納車が開始される予定だ。