19日、2011年の世界新車販売台数が902万台と公表し、トヨタを抜いて4年ぶりに世界ナンバーワンの自動車メーカーに返り咲いたGM。ところが、2011年に世界で816万台を販売したフォルクスワーゲングループが、このGMの発表に異議を唱えていることが分かった。これは20日、『ウォール・ストリート・ジャーナル』が報じたもの。同メディアの取材に対して、フォルクスワーゲングループの広報担当者は、「GMの公表した世界販売台数は間違いだ。フォルクスワーゲングループこそ世界一」と話したという。フォルクスワーゲングループの主張の根拠は何か。それはGMの公表した902万台には、「子会社ではない中国現地合弁の商用車の販売台数が含まれている疑いがある」というものだ。GMが中国現地合弁の商用車の販売台数を除外すれば、「GMの実質的な世界販売は803万台程度」とフォルクスワーゲングループは主張する。一方、フォルクスワーゲングループの816万台には、傘下の商用車メーカー、スカニアとMANの販売台数は含まれていない。両社の集計がまとまれば、約20万台が上乗せされ、フォルクスワーゲングループの2011年世界販売は836万台となる。この主張が正しければ、フォルクスワーゲングループの2011年世界新車販売台数はGMを33万台上回り、世界一となるが、果たして…。
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