米国で「もう1度買いたい車」に関する調査が行われ、韓国のヒュンダイモーター(以下、ヒュンダイ)が初のトップに輝いた。これは11日、米国の調査会社、JDパワー&アソシエイツ社が公表した「2012年ブランド再購入率調査」の結果から明らかになったもの。同調査は今年で9回目。2011年に米国で新車に買い替えた顧客を対象に、2月から9月にかけて調査を行い、7万3733名から回答を得た。ヒュンダイは、前回首位のフォードとホンダを上回るリピート率で、同調査初のナンバーワン。リピート率も前回の60%から4ポイント増え、64%に達した。低価格を売りにしていたヒュンダイだが、最近では品質面でも日本車を脅かす評価を獲得。ゼロ金利や失業した際に購入した新車を返却できるプログラムなど、独自の販売促進策も顧客のリピート率向上につながった。一方、ヒュンダイと並んで前回2位のトヨタとレクサスは、今回はトヨタが4位、レクサスが6位へ後退。リピート率はトヨタが60%から58%へ、レクサスが60%から54%へ減少する。同様に前回5位のスバルは11位、前回6位の日産は9位へ順位を下げた。ホンダの高級車ブランド、アキュラはリピート率を2ポイント引き上げたが、順位は12位から14位へダウン。日産の高級車ブランド、インフィニティはリピート率を11ポイント高め、16位から13位へ順位を上げた。また、首位のヒュンダイ傘下のキアモーターズは前回調査よりも1ポイントリピート率を高め、4位から3位へ上昇。トヨタを1ポイントリードする59%のリピート率を示している。顧客が従来と同ブランドを選んだ割合が高いブランドのランキングは以下の通り。1:ヒュンダイ 64%2:フォード/ホンダ 60%(同率)3:BMW/キア 59%(同率)4:トヨタ 58%5:シボレー/メルセデスベンツ 57%(同率)6:レクサス 54%7:キャデラック 52%8:ジープ 51%9:日産 50%10:MINI/ラム 49%(同率)11:スバル 48%12:ランドローバー/VW 47%(同率)13:GMC/インフィニティ 46%(同率)14:アキュラ/アウディ 45%(同率)15:ポルシェ 42%16:リンカーン 40%17:ビュイック 38%18:マツダ 34%19:三菱 33%20:ジャガー 31%21:ボルボ 30%22:クライスラー 26%23:サイオン 24%24:ダッジ 21%25:スズキ 20%26:サーブ 7%※平均は49%なので、10位のMINIとラムから上位が平均を上回るリピート率となる