シボレーは、スポーティコンパクト『ソニック』をサウンドマシーンに仕立てた参加型のコーナーを設置した。ジェットエンジンをイメージさせる巨大なサウンドシステムを搭載したソニックは、その名も『ソニックブーム』と名付けられた。
渋みのあるレッドメタリックに塗装されたソニックは、後席のほとんどがスピーカーとウーファーシステムによって埋め尽くされている。リアゲートからのぞく巨大なサウンドシステムは、アニメやSF映画に登場する宇宙船のようだ。
ブースにはタッチパネル式のDJシミュレーターが2台置かれ、音をプログラミングすることができる。そしてプログラムした楽曲をソニックブームが大音量で奏でてくれるというものだ。操作は至ってシンプル。様々な音が割り当てられたボタンをタッチするだけでリアルタイムに楽曲が変化して行く様は、単純に楽しい。
さらに、プログラムした楽曲はその場でfacebookやtwitterに投稿することができるようになっている。
シボレーは、「クール(かっこいい)」「ファン(楽しい)」「フリーダム(自由な)」をキーワードに、“今現在の”アメリカンカジュアルスタイルを取り入れたクルマの新しい楽しみ方を提案し続ける。シボレーは今回、若者をターゲットにしたコンセプトカーを3台発表したほか、明るくポップさを押し出したブースを展開した。若者のクルマ離れが顕在化しつつあるという北米市場に若々しさを強くアピールする。