2011年12月19日、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)。現在、操業停止状態にある同社の工場が、生産を再開するとの情報をキャッチした。
これは3日、サーブに関する情報サイト、『SAABS UNITED』が伝えたもの。同サイトがサーブの従業員から得た話として、「サーブが自宅待機中の複数の従業員を招集し、トロールハッタン工場での生産を再開する」と伝えたのだ。
同サイトによれば、サーブの資金繰り悪化以来、稼働を停止しているトロールハッタン工場では、未完成のサーブ車が約100台あり、これを仕上げて出荷するのだという。
同サイトは「最後のサーブは、まだ生産されていない」との見出しを掲げ、この100台こそがサーブの最終モデルになる可能性を示唆している。