北米カーオブザイヤー主催団体は15日、「2012北米カーオブザイヤー」の最終選考3台のリストを発表した。ファイナリスト3台はフォードモーター、ヒュンダイ、フォルクスワーゲンの各車。日本車は最終選考のリストから脱落した。
北米カーオブザイヤーは今年で19回目。米国とカナダ在住の約50名のジャーナリストが、この1年間に北米で発売、または年内に発売予定の新型車の中からベストな1台を選出する。年間販売台数は5000台以上が条件となるため、スーパーカーや一部高級車は選考から除外される。
2012北米カーオブザイヤーの最終選考3台は、以下の通り。
●フォード・フォーカス
●ヒュンダイ・エラントラ
●フォルクスワーゲン・パサート
フォードモーターの『フォーカス』とヒュンダイの『エラントラ』は、ともにコンパクトカー。とくにエラントラは、2011年1-11月米国累計セールスが、前年同期比45.5%増の17万3336台と急増。日本車のシェアを侵食している。
また、フォルクスワーゲン『パサート』は中型セダン。欧州や日本で販売されているモデルとは異なる北米向けの現地生産車で、2011年1〜11月米国累計セールスは、前年同期比59.1%増の1万5895台と大躍進した。
日本メーカーでは、2011年10月に公表されたノミネート17台のリストから、トヨタは『カムリ』、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)、サイオン『iQ』(日本名:トヨタ『iQ』)の3台が脱落。スバルも『インプレッサ』が消え、日本車は姿を消した。
また欧州勢では、アウディ『A6』/『A7スポーツバック』、フィアット『500』、フォルクスワーゲン『ザ・ビートル』が、ファイナリストの選考から漏れている。
2012北米カーオブザイヤーは、2012年1月に開催されるデトロイトモーターショー12で決定。前回はGMのプラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』がイヤーカーに輝いている。