以前から準備が進められてきたパリのEVシェアリング「オートリブ」が12月5日に正式サービスを開始した。現地時間11時、45名の関係者とともにスタートを祝ったパリ市長ベルトラン・ドラノエ氏は次のようにスピーチした。
「オートリブは、パリをより住みやすい都市にするための投資であり、都市における交通選択の自由を与えるものです。市民はオートリブに登録することで、年間5000ユーロにもなる自動車の維持費を節約することができます」
今回は250台のEVと250か所のステーションでスタートしたが、来年5月にはパリと周辺46市町村において、これを3000台・1200か所の規模にまで拡充すると発表。パリでは地下駐車場へのステーション設置も行う予定だという。
またオートリブでは、専用のオーディオプログラムを用意したことも発表した。このラジオでは音楽の合間に、オートリブに関するレポートやパリ市民へのインタビュー、ドラノエ氏のオープニングスピーチを聞くことができる。