トヨタ自動車は27日、富士重工業と共同開発した新型FRスポーツ『86』を富士スピードウェイにて先行公開した。新型車「86」に乗って登場した豊田章男社長は「皆さんお待たせしました」と挨拶、車名を「86」に決定したことを発表した。
先行公開された「86」は、2012年春に発売予定の新型FRスポーツカー、東京モーターショーにもプロトタイプモデルを出展する。これまでコンセプトカー『FT-86』として市販が予告されていたモデルだ。
開発においては、スバルの水平対向エンジンを採用するなど徹底した低重心をはかり、ハンドリング性能を高めた。
同じく水平対向エンジンを採用したトヨタ『スポーツ800』や、『2000GT』といったトヨタのスポーツカーの流れをくみ、AE86『レビン』『トレノ』のように、手頃な価格のスポーツカーを目指したとしている。