米国GMの公式Facebookページ。GMファンの交流の場であるはずの同ページが、スウェーデンのサーブオートモビル(以下、サーブ)のファンの書き込みで占有される異常事態となっている。これは22日ごろ、ある人物がGMの公式Facebookページに「LET SAAB GO!」(サーブを行かせてやれ)と書き込んだのがきっかけ。その直後から、同ページには「LET SAAB GO!」の書き込みであふれ、「LET SAAB LIVE!」(サーブを生かしてくれ)などの、「亜種」も出現した。サーブは10月末、中国のパンダオートモビルトレード(厖大汽貿集団)とヤングマン(青年汽車集団)の2社に買収されることで基本合意。ところが、元サーブのオーナーで現在でもサーブの株式の1%を保有するGMが、現行サーブ車に採用されているGMの技術が中国企業に流出することを懸念して、この買収計画に反対の意向を示している。サーブファンの書き込みは、GMの姿勢に異を唱えての行為のようだ。中国企業による買収が、サーブ生き残りの最後の選択肢と言われるだけに、サーブファンも過熱ぎみである。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…