【東京モーターショー11】三菱 ミラージュ …低価格でもがっかりしないデザイン

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三菱 ミラージュ
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来年から生産が開始される三菱『ミラージュ』が、第42回東京モーターショーに参考出品される。

そのデザインコンセプトは、「“シンプル”という言葉であるとともに、“less is more(より少ないことは、より豊かなこと。20世紀のモダニズム建築家、ミース・ファン・デル・ローエの言葉)”です」と語るのは、デザイン本部デザイン部主任(デザイン担当)の吉峰典彦さん。

「エクステリアデザインは、(必要のないものを)削り取って極力少なくしながら、いかにユーザーに低価格だからとがっかりしないデザインにするかというところに主眼を置いています」という。

具体的には、「新興国やヨーロッパの先進国など、ほぼ全世界で販売しますから、ただシンプルな箱というのではなく、少しスパイスをあたえました。例えばボディサイドにキャラクターをつけたりしているのです」。

それ以外にも、「サイドビューでは空力を考慮し、ルーフラインをリアに向けて徐々に下げる代わりに、ベルトラインの前側を落としてウェッジを効かせ力強く見せるなど、機能的な要素を踏まえたうえでデザインしています」(吉峰さん)。

つまり、機能を主眼に置くことで格好が悪くなっても仕方ないとユーザーに諦めさせることはしていないのだ。そして、ルーフ後端を下げると当然リアのヘッドクリアランスが犠牲となるが、「ヒップポイントなどを調整しながら、乗った時に違和感が無いようにしています」(吉峰さん)とデザインによって犠牲が生じないようにしていることを強調した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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