日産自動車は10月24日、同社の2016年度までの6か年中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2016(NGP2016)」を発表した。
計画では、低炭素化、再生可能エネルギーへの転換、資源の多様化という3つの分野を最重要課題として取り組んでいく。
NGP2016で、16年度までに達成する目標を定めた。具体的な目標はアライアンス・パートナーのルノーとともに、累計150万台のゼロ・エミッション車を販売して「ゼロ・エミッション車でNo. 1に」なる。また、日本、中国、欧州、米国で販売する日産車の企業平均燃費を05年度比で35%改善して「業界をリードする燃費」にする。
さらに、企業活動によるCO2排出量を05年度比で台当たり平均20%削減、「業界をリードするカーボンフットプリントの最少化」を目指すほか、「業界をリードするクローズド・ループ・リサイクル」として新車の台当たりの再生材利用率25%を達成する。
カルロス・ゴーン社長は「日産は、地球の将来のため、グローバルな製造業界の中で高い競争力を持ち、戦略的に競合他社と異なる価値を提供することで、持続的な社会の実現に向けたソリューションを提供します」と述べた。