トヨタ自動車が年内にも発表すると見られる新型ハイブリッドコンパクトカー、『プリウスc』こと『アクア』(仮称)。各自動車メディアのスクープ合戦で、その中身が見えてきた。
アクアは、5ドアハッチバックの小型ハイブリッド車。自動車メディア、『AutoGuide.com』によると、ハイブリッドシステムのエンジンは、『プリウス』の1.8リットルではなく、1.5リットル(排気量は1496cc)エンジンになるという。
この1.5リットル直列4気筒ガソリンユニットは、最大出力74ps、最大トルク11.3kgmを発生。モーター(最大出力61ps、最大トルク17.2kgm)との組み合わせにより、トータル出力100psを引き出すとのことだ。
注目は、その燃費性能。JC08モードで35.4km/リットル、10・15モードでは40km/リットルという驚異的な燃費をマークすると見られる。
また、ボディサイズは全長3995×全幅1695×全高1445mm、ホイールベース2550mm。ホンダ『フィットハイブリッド』(全長3900×全幅1695×全高1525mm、ホイールベース2500mm)と比較すると、アクアは95mm長く、80mm背が低いのが特徴。
12月に開幕する東京モーターショー11でのデビューが有力なアクア。国内価格は170万円前後、月販目標台数は1万5000台との情報もあり、競合他社にとっては大きな脅威となりそうだ。